10年前の2001年にWindows XPはリリースされて、10年以上も経ちますが、まだ現在でも特に企業では、Windows XPはまだ現役でよく利用されています。その理由として、Windows XPでしか動かないアプリケーションや特殊な業務ソフトがあり、なかなか新しいOS(Windows 7等)に移行できないからという理由です。ビジネス用PCではいまだにWindows XPが74%のシェアを占めるとのこと。店頭から消えているOSとは思えないほどの人気です。
マイクロソフトは、OEM版Windows 7 Professional / Ultimateに提供しているXP / Vistaへのダウングレード権を、Windows 7のサポートが続く限り一緒に提供し続けると発表しました。Windows 7 Professionalは少なくとも2020年1月までサポートが行われますので、XP / Vistaへのダウングレード権も2020年まで続くことになります。
マイクロソフトのボリュームライセンスやソフトウェア アシュアランスを利用した場合は、これらの期限とは関係なく旧バージョンへダウングレードすることが可能です。また反対にパッケージ版ではダウングレードすることはできません。
しかし、Windows XPで稼働するパソコンは、時間と共に老朽化が進んでいきます。特にハードディスクの老朽化はどうしても避けられません。万が一故障したら、別途でWindows XPが動くマシンを用意しなければ、仕事に支障がでてしまいます。ところがWindows XPプレインストールPCの販売はメーカーでは終了しており、店頭からも今では見ることが出来ません。であれば、新たに購入したPCに別途Windows XPをインストールできれば、代替できそう気がします。しかし、10年も前にリリースされたWindows OSが、果たして最新ハードウェアを搭載した現在のPCにインストールできるかどうかという大きな問題がでてきます。
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